「糸島半島はる便り。2007」

 ここへ移り住んで、8回目の春。
 見慣れてしまったはずの風景も
 季節ごと、その日ごとの違った色を見せ
いつも新鮮に映る場所。










  「はじめてボードに立てたのは、この海でした。」

  通称:志摩ウエストコースト前。
  うちから車で5分のサーフポイント。
  春の海は、沖縄にも負けないソーダのような透き通った青。
  波待ちしながら、水平線に夕日が沈むとき
  ホロリと涙が流れてしまった夏の夕暮れ。
  夏の名残りを惜しむように、いつまでも波と戯れた秋。
  そして、木枯しは波の形相を変えて尖がった冬の波。

  四季の移ろいとともに、糸島の海は姿を変えていく。

  ここで暮らすということは、自然と共存していくこと。
  8年目の今、そんな風に思います。
「おなかが空いたら、ふらりとここへ。時間を忘れて、穏やかなラスと遊んでしまいます。」               バンズもマヨネーズも自家製!




  「何年経っても、大好きな風景。」

  可也山の麓に広がる、春霞に覆われた青い麦畑。

  さわさわ音を立てる麦の穂が、風の通り道をおしえてくれる。



  「ヒュー、ヒュルルルル」 トンビが弧を描く空。

   キミたちから見る糸島半島が、
 
   ずっと変わらぬ風景でありますように。





  「万葉の里」
 
  桜のアーチをくぐり抜けて、突き当たった先は海。

  漁へ向かう船、姫島へ向かう船の往来を眺めながら

  その昔、ここで和歌を詠んだ旅人に思いを馳せる。

一本路地を入れば、
コンクリートも、アスファルトもない
子どもの頃、
日が暮れてもなお遊んでいた風景が、
糸島半島にはあります。

橋の上に佇んで深呼吸したら
菜の花の匂いがぷーんとして
幼かったあの頃に戻ったような
不思議な気持ちになりました。

春は特別な季節。
どんなに曇っていたココロも
いつもまっさらな状態にしてくれる。

四季の移ろい、自然との共存。

ここは誰にでも分け隔てなく
存分に癒しを与えてくれる。
わたしたちは、この場所に
どんな恩返しができるのだろう。


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