燻したような「黒」
味わい深い「炭化粉引」


側面に残る指の跡が、ゆるやかに回るロクロと、
野口さんのお人柄を想像させます。
アイボリー色の粉引は、真っ白な器より気負いなく
使いたくなるのは、わたしだけでしょうか。
大らかに使うひとを受け入れてくれる...そんなイメージ。
作り手との距離を縮めてくれているかのようです。





普段のなんてことない料理も、渋い色の器なら、
食材の色引き立てて、実物以上に(!)見せてくれます。
確かに、割烹や寿司店は、そんな器が多い印象です。





「黒」といっても、単色ではなく
深いモスグリーンがかった、奥深い色は、
灰釉のなせる業です。男性の手にもしっくり。

炭化焼成らしい、深い土の色。
流れる化粧と釉薬の表情。素敵です。




野口さんの作品は、尖ったところがない質感と
柔かさの中に、ピンと1本と見えない筋が通ったような潔さ、
注ぐもの、盛り付けるものを完璧に計算されているかのよう。

持っていて癒される、使うのが楽しくなる。
「土」と「釉薬」と「野口さん」が一体化した器は、
そんなことをさりげなく、教えてくれているかのようです。






奄美大島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」や、
宮崎の郷土料理「冷や汁」など、
これからの季節は、ササっと食べられるごはんものが
我家で頻繁に登場しそうです!

5寸前後の小丼は、忙しい日の強い味方。
我家にとっては、耐熱ドラ鉢とともに
とってもうれしい器なのです。





小丼(黒) \3570
size:約径14.5*高8cm 400g前後

小丼(炭化粉引) \3570
size:約径14.5*高8cm 400g前後

※手づくりの器ですので、1点1点色合いや
 サイズが微妙に異なります。
 ご了承の上、お買い求めください。









 野口さんの仕事場へ、お邪魔してきました。

 秋のある日、愛知県にある仕事場へお邪魔してきました。
 気さくで、どことなく雰囲気が九州の方っぽい野口さん。
 「太宰府に、九州国立博物館ができたでしょう?」
 「博多港から、ビートルに乗って釜山に行ったことがありますよ。」
 ・・・などなど
、お仕事の話というより、福岡の話題で盛り上がり
 ほかにもご縁がおありということで、とっても嬉しくなりました。
 
 作陶途中の作品たちは、

 そのやわらかなお人柄をそのまま映しているよう。
 わたしは、発注をしなければならないのに
 つい、作るほうの立場になってしまい
 「こちらの8寸皿の化粧って、こんな風にかけるんですか?」と
 身振り手振り付きで質問してしまったりして
 いつのまにか、先生と生徒のような関係に(笑)
 ←おはなし中の野口さん。ステキでしょう!




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