野口さんの作品は尖ったところがなく、柔らかな雰囲気の中に、
1本筋が通った潔さが見えるのは、きっと野口さんの
お人柄がにじみでているからなのだと、ずっと思っています。

アイボリー色の粉引は、真っ白な器より気負いなく
大らかに使うひとを受け入れてくれる...そんなイメージ。
作り手と使い手の距離を縮めてくれているかのようです。





なだらかなラインと、優しいデザインなので、
手にしたときも、まるで初対面でないかのように、すっと馴染みます。




深い土の色は、粉引をより美しく見せてくれます。
化粧や釉薬を施すときに残った指の跡や、
流れるそれらの表情が素敵です。






「古飛黄で、いろんなものに使えるような‘碗’を
 作っていただけますか?」


と、昨年お願いしていたもの。
野口さんのオリジナル「古飛黄(こひき)」は、マットな質感で
やさしく温かみのあるアイボリーの粉引で、
飯碗、鉢、汲出...と、用途を限定しない器があったら嬉しいなあと
いう思いから、今回作陶を依頼しました。




飯碗にも、 ほどよいサイズです。




この碗は、個人的に真横から見た姿がもっとも好きです!

高台の部分がくっきりしていないので、
ボウルのようにもお使いいただけます。
粉引の白い部分と、鉄粉のコントラストがいいなあ、と
しみじみ思う、野口さんの古飛黄のうつわです。

好きな器と暮らす生活というのは、不思議なもので、
ただそれだけで心が豊かになる気がするんですよね。



古飛黄碗 \2415
size:約径12.5*高6cm 210g前後

※手づくりの器ですので、1点1点色合いや
 サイズが微妙に異なります。ご了承の上、お買い求めください。

 在庫なし


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   野口さんの仕事場へ、お邪魔してきました。

   秋のある日、愛知県にある仕事場へお邪魔してきました。
   気さくで、どことなく雰囲気が九州の方っぽい野口さん。
   「太宰府に、九州国立博物館ができたでしょう?」
   「博多港から、ビートルに乗って釜山に行ったことがありますよ。」
   ・・・などなど
、お仕事の話というより、福岡の話題で盛り上がり
   ほかにもご縁がおありということで、とっても嬉しくなりました。
 
   作陶途中の作品たちは、

   そのやわらかなお人柄をそのまま映しているよう。
   わたしは、発注をしなければならないのに
   つい、作るほうの立場になってしまい
   「こちらの8寸皿の化粧って、こんな風にかけるんですか?」と
   身振り手振り付きで質問してしまったりして
   いつのまにか、先生と生徒のような関係に(笑)
   陶芸の話をしていると、時間が経つのを忘れてしまう、幸せな1日だったのでした。
   ←おはなし中の野口さん。大学の教授のような雰囲気を醸し出しておられます!?



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