野口さんの作品は尖ったところがなく、
柔らかな雰囲気の中に、1本筋が通った潔さが見えるのは、
きっと野口さんのお人柄がにじみでているからなのだと、
ずっと思っています。





アイボリー色のマットな質感の粉引は、
真っ白な器より気負いなく、
大らかに使うひとを受け入れてくれる...そんなイメージ。
作り手と使い手の距離を縮めてくれているかのようです。

は、まるで土を掘り出してきて間もないような、
野趣あふれる質感です。
また、単一的ではない化粧と釉薬が、さらに味わい深く、
一点ものの感覚。時には葉をあしらったりして、
日々の料理をお楽しみください。

化粧や釉薬を施すときに残った指の跡や、
流れるそれらの表情が素敵です。














5寸鉢は取皿にしたり、
酢の物や胡麻豆腐、薬味入れにちょうどいい重宝するサイズ。
気づくと、そのシンプルさや使い勝手の良さから
同じ器ばかり使ってしまう...そんな野口さんの丸鉢です。

土と化粧、釉薬に深みがあって、そこに作り手の技術と
誰にも真似できないエッセンスが加わって、
そのすべてに、野口さんの一体感を感じます。






干し野菜のナムル、れんこんと切り干し大根のはりはり漬け、
おろし大根たっぷりのお出汁を効かせた揚げだし豆腐・・・
野口さんの丸鉢は、おばんざいや和のおやつが似合います。





時には「器のために料理を考える」という日もあったりして、
好きな器と暮らす生活というのは、
ただそれだけで心が豊かになる気がします。



5寸丸鉢(古飛黄) \2940
size:約径15*高5cm 280g前後
 

5寸丸鉢(黒) \2940
size:約径15*高5cm 280g前後
 

※手づくりの器ですので、1点1点色合いやサイズが
微妙に異なります。ご了承の上、お買い求めください。






   野口さんの仕事場へ、お邪魔してきました。

   秋のある日、愛知県にある仕事場へお邪魔してきました。
   気さくで、どことなく雰囲気が九州の方のような野口さん。
   「太宰府に、九州国立博物館ができたでしょう?」
   「博多港から、ビートルに乗って釜山に行ったことがありますよ。」
   ・・・などなど
、お仕事の話というより、福岡の話題で盛り上がり
   ほかにもご縁がおありということで、とっても嬉しくなりました。
 
   作陶途中の作品たちは、

   そのやわらかなお人柄をそのまま映しているよう。
   わたしは、発注をしなければならないのに
   つい、作るほうの立場になってしまい
   「こちらの8寸皿の化粧って、こんな風にかけるんですか?」と
   身振り手振り付きで質問してしまったりして
   いつのまにか、先生と生徒のような関係に(笑)
   陶芸の話をしていると、時間が経つのを忘れてしまう、幸せな1日だったのでした。




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